食の消費と調理用家電2016.08.20 22:32 収入の伸び悩み、女性の就業率の上昇、シフト勤務の増加など、調理時間や買い物など調理の準備のための時間を、年々充分に持てないようになっている。その結果、調理済み食品、冷凍食品、即席系の食品の消費される率が、食消費の中で上昇している。 ■手間の削減 それに呼応し、保存が効く大型の冷...
プラス方式評価とマイナス方式評価2016.08.18 21:13 ■農耕社会や大量生産時代に合致した評価方式 日本は元来、100点満点を目標に減点していくマイナス方式の評価の文化だと思う。農耕社会では、刈り入れまでに期間を要するので失敗は許されなかった。一年がすぎて収穫が”0”では、その社会の人々は飢え死にしてしまう。 戦後、欧米に追いつけ追...
殺虫・防虫剤の支出が増加中という事実2016.08.16 21:29 消費は伸び悩みで、消費財の種類によっては右肩さがりである。「モノからコトへ」と支出が変化していると伝え聞くが、大それた夢や周囲がうらやむような贅沢感のある消費よりも、自分の大切にしているものにプラスとなる消費に人々の関心が向いているのは事実である。 ■デング熱の影響も 漆喰の壁...
世帯主の年代別「食」の消費規模2016.08.08 09:18 ■食消費の主役はシニア 世帯主の年代別の食の支出(年間平均額)と世帯数から、支出の規模を算出したのが次の結果だ。高齢世帯の拡大にともない、食の支出の多くを占めるのは50代で、総カロリー(摂取平均カロリーと人口からの計算値)と同じ結果である。
シニア世代とマーケット2016.08.06 22:06 ■シニアのマーケットはどのくらい大きいのか シニア世代が有望なマーケットとして期待できるというのはよく聞く話だ。 ひとつには若年層が減少し、過去に多く生まれた世代の人口構成比が、ここにきて大きなウェイトを占めるようになったから。くわえて経済が好調だった時期に働き盛りのころを過ご...
消費のトレンドとマーケットの趨勢2016.08.05 21:26■伸びる支出と減少する支出が明確化 経済成長期では給与も潤沢で、必要不可欠ではないものにも支出されていた。それが絞られているのが今日の状況だ。さらに年代別の人口構成比が高齢者に厚くなった。子供が減れば教育への支出が減少する。 一方で、光熱・水道費など上昇傾向が続いてきたものもある...
消費の健全化2016.08.03 22:00 下のグラフは、税がいかに負担の率を高めているか、そして可処分所得が低迷しているか、さらに資金的余力に関しては下降の一途であることを物語っている。 つまりこうなると、消費は期待できない状況が継続する可能性があるということ。日本経済の世界の中の位置、少子高齢化を考えれば延長線も同様...
就業率と調理食品2016.08.02 11:24 ■専業主婦は絶滅危惧種? 「専業主婦」という言葉も、将来は該当者が減っていくかもしれない。女性の就業率は、60代を含めたどの年代でも微増で高まっているのだ。 雇用機会均等法の成果と見れば、働きたい女性の受け入れ態勢が整ってきていると解釈できる。しかしそれよりも、一家の稼ぎ手の所...
いまだからこそチャンスの「食」ビジネス2016.08.01 12:53 世界的に経済の成熟化や同時不況が進み、その中で競争力を失いつつある日本。さらに少子高齢化をベースに、この先の厳しさが増すという印象は万人の認めるところだろう。 消費は停滞し、その結果企業業績も伸びず、給与などの支払いに波及し、さらに消費を減退させている。絵に描いたような悪循環だ...